奈良県:障害者の方に対する自動車税・自動車取得税の免除
お世話になっております。行政書士の菊川です!
さっそくですが、奈良県では、障害者の方に対する自動車税・自動車取得税の免除を実施しています。
#身体障害者手帳・戦傷病者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方が対象です。
詳細は以下のリンク先をご参照いただきたいのですが、ざっくり言うと、一定以上の障害をお持ちの方が所有する自動車の税金を、一定の条件のもと免除する措置です。減免と書いてありますが、奈良県自動車税事務所に確認したところ「奈良県は全額免除です」とのことでした。
#「減免できる障害の級別」や、条件などの詳細はこちら↓
令和6年度 障害者の方に対する自動車税(環境性能割・種別割)の減免のお知らせ
by 奈良県総務部税務課
対象となる自動車は障害者の方が所有する自動車で、以下のいずれかです。
①障害者の方が自ら運転する自動車
②障害者の方と生計を一にする方が運転し、もっぱら障害者の方のために継続的に使用される自動車
③障害者の方を常時介護する方が運転し、もっぱら障害者の方のために継続的に使用される自動車(障害者の方のみの世帯(単身含む)の場合に限る)
ポイントは、その自動車の車検証の所有者の欄に、障害をお持ちの方のお名前が入っている必要がある点です。ですから例えば、介護のために使っている自動車の車検証で、所有者がご家族の名義になっていた場合には、所有者の名義変更が必要になります。
#名義変更の方法については、こちらに正式な国交省の説明があります。
もしこの件について検討されていて、ご不明な点などありましたら、メールなどでお問い合わせくだされば幸いです。
3月の末に、奈良運輸支局の窓口で、相談業務のお手伝いをしている時に、この件ご相談に来られた父様がいらっしゃり、名義変更の部分をお手伝いさせていただきました。この制度が、そんな方々に届いてほしいと思い、この記事を書きました。
王寺町で「イノシシ注意」❗️王伸2024.1.19号より
地域の経済を「誰でも無料で!」見える化できる『リーサスRESAS』
こんにちは!行政書士の菊川です。
昨日、奈良県中小企業家同友会の新春賀詞交歓会に初めて出席しました。
賀詞交歓会といえば、「食べる・飲む・自己紹介する・おしゃべりする」ですが、さすが中小企業家同友会!賀詞交歓会も学びの場でした!
今回のテーマは『経営戦略に科学性を、外部環境分析にデータを』ということで、経産省よりパネラーを招いて、「リーサス」という、地域経済の様子を分析できるホームページを紹介してくださいましたが、これがおもしろい!
このリーサス(RESAS)とは、「地域経済分析システム」で、内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)と経済産業省が提供しているオンラインプラットフォームです。リーサスでは、日本全国の各地域の人口や産業、観光などのデータを見ることができます。また、地図やグラフなどのビジュアル化ツールも使えるので、データを分かりやすく比較や分析することができます。
色々なデータが使えるのですが、それぞれのマニュアルが公開されています。以下のページで、どんな機能があるのか、詳しく見ることができます。一つ一つのPDFが、詳しいマニュアルになっています。
資料が多すぎるのですが、自分の関心のある分野に絞って見るのもありでしょう。例えば、私は奈良県の農業に興味があるのですが、「産業構造マップ」の中の「農業」の項目を見ると、「農業の構造」「農業産出額」「農地分析」「農業者分析」などの分析ができるそうです。
試しに、我らが奈良県の農業構造について、分析を見てみましょう!
これは2021年度の統計資料だそうです。当年の農業産出額はざっくり391億円、野菜、米、果物が主要な産物ですが、花きや牛乳なんかも大きいことがわかります。
次に、我らが王寺町で商売をされている事業所様の立地がどんな感じか、表示してみましょう!
青い点が単独事業所、赤い点が複合事業所だそうです。点にカーソルを合わせると、そこで営業されている事業所様の名前が出てきます。また、業種を絞り込むこともできます。すごい!
あれ?うちがない!……
どうやら、全ての事業者様が反映されているわけではなさそうです。この辺、注意が必要かもです。
その他、人口推計やPOSデータによる消費の傾向、外国人の滞在状況、地域の雇用や医療・介護についての資料が、都道府県や、うまく行けば市町村単位で見ることができます。
しかも無料!登録も不要!すばらしすぎます!日本政府さん、ありがとう!
今回は地域の経済を考える際に有益な資料を提供してくれているリーサスというホームページをご紹介しました。ご興味ある方はいらっしゃいますか?私もまだ試しているだけですが、もし興味がおありでしたら、一緒に勉強会なんかできたらすばらしいなと思います。有益な情報を活用して、経営、がんばりましょう!
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
まずは冷静に写真を! 災害で住まいが壊れた時
私の所属している自治会は、大変コマメに回覧を回してくださいます。最近受け取った回覧に上記のようなチラシが入っていました。内閣府が配布する「住まいが被害を受けた時に最初にすること」という資料です。地震や水害などの災害で、住んでいる家が損傷した場合に、罹(り)災証明を取るために必要なことが書かれています。
住まいが被害を受けた場合、保険会社に保険金を請求したり、職場や市町村に支援を求める必要があります。その時に必要になるのが罹(り)災証明です。
自然災害の罹(り)災証明書は市町村が発行します。(※ 火事の場合は消防署が発行します。)
被害を受けた人は市町村に申請書を提出し、証明書の発行を請求します。この時に、証拠になる写真などが必要になります。今回ご紹介するチラシには、こうしたことが書いてあります。
具体的に申請する方法は、市町村の役所・役場のホ-ムペ-ジにあると思います。自治体によっては、携帯で申請できるところもあるようです。(残念ながら、我が王寺町は書面のみ対応可のようですが…)
もしもの時のために頭の隅においておくと良いかも知れません。
日本政府はこの他にも、災害に備える有益な情報を提供しています。ぜひ、ご参考になさってください。
防災についてのお話でした!
『おうじ議会だより』リニューアル!
奈良県・王寺町議会の広報誌が新しくなりました!
表紙デザインがおしゃれになっただけではなく、内容がとても分りやすく、読みやすくなったので、感動しました!以下のリンク先でオンラインで読むことができます。
詳しくは直接ご覧下さりたいのですが、菊川が注目したのは以下のページでした。
①「議会ってなんだ?」p.2-3
「あなたの意見を伝える方法」ということで、「請願」や「陳情」についての紹介がありました。
②「あなたと議会をつなぐガイドブック」p.6-7
③審議結果とその解説 p.8-9
④一般質問の内容 p.12-13
どの議員がどのような質問があり、それに対してどのような回答があったのか。
⑤「議会を傍聴しませんか」裏表紙
議会のスケジュール、傍聴方法、ネット中継の視聴方法などが掲載されています。
…
今回のリニューアルで、ガイドブックたる目標は十二分に実現していると思います!とにかく見やすい!情報が探しやすい!目に優しい!
町議会は地方自治と住民生活の重要な接点です。王寺町民は、王寺町議会を通してこそ、地方自治の主人公として参加することができます。その町議会が身近に感じられるような今回のリニューアルはうれしい変化です。