地域の経済を「誰でも無料で!」見える化できる『リーサスRESAS』
こんにちは!行政書士の菊川です。
昨日、奈良県中小企業家同友会の新春賀詞交歓会に初めて出席しました。
賀詞交歓会といえば、「食べる・飲む・自己紹介する・おしゃべりする」ですが、さすが中小企業家同友会!賀詞交歓会も学びの場でした!
今回のテーマは『経営戦略に科学性を、外部環境分析にデータを』ということで、経産省よりパネラーを招いて、「リーサス」という、地域経済の様子を分析できるホームページを紹介してくださいましたが、これがおもしろい!
このリーサス(RESAS)とは、「地域経済分析システム」で、内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)と経済産業省が提供しているオンラインプラットフォームです。リーサスでは、日本全国の各地域の人口や産業、観光などのデータを見ることができます。また、地図やグラフなどのビジュアル化ツールも使えるので、データを分かりやすく比較や分析することができます。
色々なデータが使えるのですが、それぞれのマニュアルが公開されています。以下のページで、どんな機能があるのか、詳しく見ることができます。一つ一つのPDFが、詳しいマニュアルになっています。
資料が多すぎるのですが、自分の関心のある分野に絞って見るのもありでしょう。例えば、私は奈良県の農業に興味があるのですが、「産業構造マップ」の中の「農業」の項目を見ると、「農業の構造」「農業産出額」「農地分析」「農業者分析」などの分析ができるそうです。
試しに、我らが奈良県の農業構造について、分析を見てみましょう!
これは2021年度の統計資料だそうです。当年の農業産出額はざっくり391億円、野菜、米、果物が主要な産物ですが、花きや牛乳なんかも大きいことがわかります。
次に、我らが王寺町で商売をされている事業所様の立地がどんな感じか、表示してみましょう!
青い点が単独事業所、赤い点が複合事業所だそうです。点にカーソルを合わせると、そこで営業されている事業所様の名前が出てきます。また、業種を絞り込むこともできます。すごい!
あれ?うちがない!……
どうやら、全ての事業者様が反映されているわけではなさそうです。この辺、注意が必要かもです。
その他、人口推計やPOSデータによる消費の傾向、外国人の滞在状況、地域の雇用や医療・介護についての資料が、都道府県や、うまく行けば市町村単位で見ることができます。
しかも無料!登録も不要!すばらしすぎます!日本政府さん、ありがとう!
今回は地域の経済を考える際に有益な資料を提供してくれているリーサスというホームページをご紹介しました。ご興味ある方はいらっしゃいますか?私もまだ試しているだけですが、もし興味がおありでしたら、一緒に勉強会なんかできたらすばらしいなと思います。有益な情報を活用して、経営、がんばりましょう!
最後までお読みくださり、ありがとうございました!